美術館の主役は、きらびやかな油彩画だけだと思っていませんか?
上野・国立西洋美術館で開催中の小企画展『物語る黒線たち』。ここで出会えるのは、500年以上前にドイツの天才アルブレヒト・デューラーが刻んだ、白と黒だけの圧倒的な世界です。
一歩足を踏み入れれば、そこには色がなくても「音」や「光」さえも感じさせる驚異の細密画が広がっています。今日は物語る黒線たち―デューラー「三大書物」の木版画の見どころや、気になる混雑状況を詳しくお話します。どうぞ最後までご覧ください。
デューラー「三大書物の木版画」の見どころは?
国立西洋美術館の常設展示室で開催中の
小企画展『アルブレヒト・デューラー/三大書物の木版画』。
16世紀、西洋美術の巨匠デューラーが世に送り出した革新的な「本」の世界を、驚きの密度で堪能できる展覧会です。
⦿白と黒だけで「音」さえも描く
会場に足を踏み入れると、壁一面に並ぶモノクロームの連作に圧倒されます。
⦿「三大書物」が一挙公開
『黙示録』『大受難』『マリアの生涯』という、デューラーの名声を決定づけた代表作が集結。
⦿「線」の魔術
500年以上前の木版画とは思えない緻密さです。光と影はもちろん、当時の人々が「彼は黒い線だけで、音や声までも表現した」と称賛したその超絶技巧を、ぜひ至近距離で目撃してください。
⦿裏面の活字も必見
本として出版された当時のまま、裏面のラテン語が透けて見える展示もあり、歴史の息吹を感じさせます。
デューラー「三大書物の木版画」の混雑状況は?
私が訪れたのは、開幕2週間後の金曜日15時頃。
常設展内の展示とはいえ、予想以上に賑わっていました。
混雑の理由は、現在開催中の特別展「印象派」から流れてくる方が多く、校外学習の学生さんたちがいたからです。平日だから空いいる、は西洋美術館には通用しないかもしれませんね。
⦿狙い目の時間帯 15:30を過ぎると団体客が引き、少し落ち着きます。
⦿鑑賞のコツ 人は多いものの、多くの方が「流し見」をされている印象でした。最前列でじっくり見たい作品があっても、少し待てばすぐに順番が回ってきます。
行った時の混雑度 ★★★★☆
これからの混雑予想 ★★★★☆(特別展の盛り上がりに連動しそうです)
デューラー「三大書物の木版画」の所要時間は?
デューラー三大書物の木版画の所要時間は20分〜60分くらいだと思います。
展示数は約70点。
コンパクトな2フロア構成ですが、密度が濃いので注意が必要です。
⦿サクッと派(20分): 主要な作品と解説を重点的に。
⦿じっくり派(50〜60分): デューラーの細密な線を細部まで追い、全作品を写真に収めたいなら1時間はあっという間です!
全作品撮影可能ですが、残念ながら図録の販売がありません。気になった作品は、
ぜひ自分のカメラにしっかり収めておきましょう!
私は50分ほど滞在していました。
すべての作品が写真撮影ができたのですが気に入ったものだけにしておきました。
全部の作品を撮影したらもっと時間がかかっていたと思います。
デューラー「三大書物の木版画」のチケットは?パスポートは?
常設展を観るチケット
「三大書物の木版画」を観るチケットは
⦿常設展の単体チケット
オンラインと美術館のチケット売場で購入することができます。
デューラー「三大書物の木版画」は常設展示の中小企画展なので
国立西洋美術館の常設展のチケットで見ることができます。
⦿特別展のチケットで「常設展」が無料で見れます。
当日に限り、特別展「印象派」のチケットがあれば、追加料金なしでこの「デューラー/三大書物の木版画」(常設展)も鑑賞できます。
国立西洋美術館/常設展のチケット売場は特別展と同様に入口横にあります。
混雑をしていると販売されないこともあるようなので
オンラインで事前に購入しておくことをオススメします。
国立西洋美術館常設展観覧料
個人 一般 500円 大学生 250円
高校生以下及び18歳未満、65歳以上、障害者手帳*をお持ちの方とその付添者1名は無料
常設展パスポートチケット
今回、改めてデューラーの魅力に触れ、「何度でも通いたい」と感じた方には
『常設展パスポートチケット』がおすすめです。
2025年度分は完売していますが、2026年3月頃には次年度分が発売されるはず。
西洋美術ファンなら、来春のチェックは必須です!
期間内なら何度でも鑑賞できて、館内のミュージアムショップやレストランで
割引を受けることもできるとてもお得なパスポートチケットです。
15、16世紀の西洋美術が好きな方は、この常設展パスポートチケットをオススメします。
国立西洋美術館常設展パスポートチケット
■販売場所 国立西洋美術館チケット売場
■価格 1,300円(税込)
■販売開始日 2025年3月11日より※2025年度分は完売
■有効期間 ご購入当日~2026年3月31日
■割引特典 ミュージアムショップ(企画展特設ショップを除く)
3,000円(税込)以上のご利用で 5%割引
レストラン(CAFÉすいれん):3,000円(税込)以上のご利用で5%割引
国立西洋美術館へのアクセスは?最寄り駅、行き方は?
最寄り駅
国立西洋美術館の1番近い最寄り駅はJR線「上野駅」です。
京成電鉄「京成上野駅」からは 徒歩7分
東京メトロ銀座線、日比谷線の「上野駅」からは 徒歩8分くらいです。
他に国立西洋美術館まで駅歩いて行けそうな駅は
アメ横に近い都営地下鉄大江戸線「上野御徒町駅」、銀座線「上野広小路駅」、JR線「御徒町駅」、
東京メトロ日比谷線「仲御徒町」からは徒歩約12分
湯島天神がある、東京メトロ千代田線「湯島駅」からは徒歩約15分
根津神社や矢根千に近い、東京メトロ千代田線「根津駅」からは徒歩約17分
JR線「鶯谷駅」からも徒歩約10分なので意外と近いです。
行き方
1番近いJR線「上野駅」から国立西洋美術館までの行き方です。
改札出口を間違えると結構歩くことになるので注意して下さい。
JR上野駅の「公園口改札」です。
車両や利用した路線によって異なりますが
10両目前後の階段やエスカレーターで上に行くと公園口改札の方に行くことができます。
上野駅の「公園口」改札口を出て真っ直ぐ2分ほど歩くと
右手に国立西洋美術館の入口があります。
広場にロダンの彫刻が展示されているのでそれが目印です。
デューラー「三大書物の木版画」の感想と展覧会概要
白と黒だけで表現された世界はとても迫力がありました。
これが木版画なの?と信じられないくらいの細密な線で描かれていました。
平面を観ているのですが、音が聞こえ動きが見えるようで
まるで映像をみているような感覚がありました。
常設展示の中の企画展示ではもったいないくらいです。
国立西洋美術館の特別展示を観られた方はぜひ合わせて観て欲しいです。
デザイン好きやグラフィックを勉強されている方にもオススメしたい展示です。
物語る黒線たち―デューラー「三大書物」の木版画
■会期 2025年10月25日[土]-2026年2月15日[日]
■開館時間 9:30~17:30(金・土曜日は~20:00)※入館は閉館の30分前まで
■休館日 月曜日、11月4日、11月25日、12月28日-2026年1月1日、1月13日
(ただし、11月3日[月・祝]、11月24日[月・休]、1月12日[月・祝]、2月9日[月]は開館)
■会場 版画素描展示室(常設展示室内)
■観覧料 一般500円(400円)、大学生250円(200円)
「オルセー美術館所蔵 印象派―室内をめぐる物語」 観覧当日に限り同展観覧券でご覧いただけます
■主催 国立西洋美術館
現在開催されている国立西洋美術館の特別展『オルセー美術館所蔵/印象派−室内のめぐる物語』よろしければこちらも合わせてご覧ください



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