あっ!という間に人気の展覧会になった
佐藤雅彦展 『新しい×(作り方+分かり方)』ピタゴラスイッチ
あまりの人気っぷりに、10月、11月の土曜日は開館時間が延長されることになりました。
混雑は?所要時間は?どのくらい時間がかかる?チケットは?予約がいるの?
行って思ったことや気付いた事、感想などなど
横浜美術館で開催中の佐藤雅彦展 『新しい×(作り方+分かり方)』
について今日はお話します。どうぞ最後までごらんください。
横浜美術館/佐藤雅彦展 見どころは?
「ピタゴラスイッチ」 「バザールでござーる」 「だんご3兄弟」
「スコーン」 「モルツ」 「ポリンキー」 「0655/2355」などなどなどなど。。。
知らない人はいないのではないかと思うくらい
世の中に佐藤雅彦の作品は溢れています。
♦私もCMなど観て育ってきた世代の一人なので
どんな人がどんな風に創っていたんだろうと
とても気になっていた展覧会でした。
見どころ① 独創的な構成
「作り方を作る」という発想はとても独創的で面白い!
作り方から作ろうと思ったことがないので興味深々です。
作品を創るだけでなく、
日々の生活を面白く考えたり見たりする視点を知ることで
日常でも生かせることがあるのではないかと思いました。
普段展覧会を見るとき、
観る順番をあまり気にせずに観ることもあるのですが
この展覧会は「前の部屋で見ていただいた、、、」みたいに
順番に観ることを前提に映像で解説されていたりするので、
できるだけ順番に見たほうがより良いかなと思いました。
映像の部屋は混み合っているので順序が少し前後しても良いですが
ランダムに回ることはあまりおすすめしません。
見どころ② ピタゴラスイッチ
1度は見たことがありませんか?ピタゴラスイッチ。
始めてみた時は衝撃的でした。
そしてやってみよう!とチャレンジしたりもしました。
そのピタゴラスイッチが生で見れます。
実際に動いてはいませんが映像でみることはできます。
そしてピタゴラスイッチの装置だけでなく
それ以前からコレクションしていたという
雑貨もたくさん並べられていて面白かったです。
古いもの、海外のもの、たくさん並べらていました。
これらの雑貨を使ってどんな装置ができるか、と想像を巡らせると
とてもワクワクしてきます。
見どころ③ 体感できる展示
体験できる展示もあります。
◉指紋を読み取らせて泳がせる「指紋の池」
◉新たな感覚が生じるグラフィックの試み「指を置く」
◉思わずやらずにはいられない「美術館で運だめし たなくじ」
これらは単純に面白くて 誰でも楽しめると思います。
遊びながら考えることができてとても面白いです。
人が並んでいるとじっくり考えることができないかもしれませんが
できる限り体験して欲しいです。
横浜美術館/佐藤雅彦展 所要時間は?
佐藤雅彦展の所要時間ですが、
映像を全部観たら5時間滞在していました。
通常の出来上がった作品を観るような展覧会と違って
この展覧会は作品を作る「作り方」の展覧会。
映像での説明が多いのが特徴です。
◉シアターが3つあり 長い映像で30分程度
◉ピタゴラスイッチの部屋や余計な劇場と大きいものが 5つもあります。
◉テレビ画面くらいの大きさの5分程度の映像など
映像を全部を観るとなると5時間くらいかかります。
混雑しているともっと掛かると思います。」
♦私はいつもは館内を2巡3巡するのですが、
今回は1巡のみ。
館内を1巡だけで5時間かかりました。
展覧会の構成が、順番に観ることを前提に
映像で解説されていたりするので
ザっと流し観て館内を回るのはあまりおすすめではありません。
できれば時間をかけて全部観て欲しい展覧会です。
もし1度に全部見れないときは回数を分けて観る、
もしくは、展覧会の図録を購入して読むと良いのではないかと思います。
横浜美術館/佐藤雅彦展 混雑状況は?
佐藤雅彦展はとても混雑していました。
私が行ったのは平日、しかも雨の月曜日、午前中からです。
平日だし、雨だし、午前中だし、と思ったのですが甘かったです。
まず、お子さんの数が凄いです。
ということは、その分親御さんの数もいる。
会場はずっと大勢の人。人。人。
まず入場で少し並びました。
時間制のチケットでオンラインチケットなので、
画面を見せて「ピッ」のはずなのですが、
何かの会員証などの確認や、家族で来られていて家族分のチケットを確認
たくさんの確認を1人でされていたので大変そうでした。
そして会場はまんべんなく多い。
特に映像の部屋は入りきらない人があふれている状態がずっといていました。
《計算の庭》も混雑しています。
私が行った時は、ずっと15人くらいは並んでいました。
15人ならすぐじゃないの?と思うでしょうが
みんな結構時間をかけてぐるぐる計算していたので、
それなりの時間待ちます。
でも面白そうなのでぜひチャレンジしてほしいです。
♦私は全部観終わったあとに並んだんですが
途中で諦めてしまいました。私の分までぜひ!
横浜美術館/佐藤雅彦展 おすすめはいつ?
おすすめな時期
佐藤雅彦展はいつ行っても混雑していると思います。
平日も土日に比べたらマシなくらいだと思います。
夏休みはさらにお子様が増えると思うので
避けた方が良いかもしれません。
もしかしたら夏休みが終わった9月〜10月くらいは会期の半ばということもあり
少し落ち着く可能はあるので、そのあたりが時期的におすすめかも知れません。
おすすめな時間帯
時間的には、
遅めの時間から行ったらいいんじゃないのか?と思うかもしれませんが
あまりに遅い時間だと全部観ることができないので、
全部観たいという方にはおすすめできません。
全部を1回で観たい方は
「混雑していて当たりまえ」くらいの気持ちで行くとよいと思います。
数回に分けてみても良いという方は遅めの時間が良いと思います。
※10、11月の開館時間が20:00まで延長されます。(2025.8.19)
横浜美術館/佐藤雅彦展 チケットは?
チケット販売について
《追記》
佐藤雅彦展のオンラインチケットの予定販売数は終了したそうです。
好評につき10月、11月の土曜日
20時まで開館時間が延長されることになりました。
それに伴って夜間時間帯の日時指定券が追加販売されます
◉2025年9月5日(金)10時〜 発売開始です
招待券や無料対象の方、小学生以下の方も含む
鑑賞予定すべての方、必ず日時指定予約が必要です
■追加販売される夜間開館日
10月4日(土)、10月11日(土)、10月18日(土)、10月25日(土)、11月1日(土)■追加販売する時間帯
17:30〜18:00、18:00〜18:30、18:30〜19:00、19:00分〜19:30 ※閉館時間は20:00■追加販売および予約開始日
2025年9月5日(金)10時
予約について
《10/5追記》
佐藤雅彦展のオンラインチケットは予定販売数は終了したそうです。
◉日時指定の予約が必要です。
7月12日(土)から日時指定が必要となりました。
もしそれ以前にチケットを取った方も
招待券を持っている方、
無料対象の方、
小学生以下の方々も
日時指定が必要です。
横浜美術館のHP、ART PASS から
『日時指定券』、『日時予約のみ』、を取ることができます。
チケットについて
佐藤雅彦展のチケットは
横浜美術館のHP、ART PASS から購入することができます。
《追記》9月30日現在
オンラインチケットの予定販売数は終了したそうです。
当日券について
当日券は少し用意しているようで、
横浜美術館のHPを見ると
『各日10時より、当日の空いている直近の入場枠から券売所にて販売』
となっています。
枚数には限りがあるため確実に入場できるとはいえませんが
早めに行ってなんとか当日券を購入するしか方法はなさそうです。
観覧料
■一般/2,000(1,900)円
■大学生/1,600(1,500)円
■中学・高校生/1,000(900)円
■小学生以下/無料
横浜美術館/佐藤雅彦展 グッズは?
佐藤雅彦展のグッズは
図録とピタゴラスイッチの旗、ピタゴラスイッチの旗のシール
ほかに関連書籍が何冊かありました。
時間があまり取れなくて展覧会をザッとしか見れないという方は
図録を買って見れなかった分を補うのも良いでしょう。
人気な展覧会のなのにグッズが少ないです。
私が行った時は、旗は完売で入荷未定、
入荷したら横浜美術館公式X(エックス)でお知らせするとのことでした。
ミュージアムショップは外からも入ることができるので
どうしても欲しい方は後日入荷してから買いに行くこともできます。
「ピタゴラもじもじFlag」販売について追記 10/13
2025年10月13日(月)より
「ピタゴラもじもじFlag」がWebショップで予約販売されます。
各文字数、予約枚数に達したら受付終了となるようです。
欲しい方は早めに特設Webショップをチェックして下さい。
◉第1期予約受付期間は2025年10月13日(月)10:00〜
◉「ピタゴラもじもじFlag」特設Webショップ
横浜美術館ミュージアムショップMYNATE 公式X(エックス)に特設Webショップのリンクがあります
◉お届け予定日 2026年1月中旬頃
◉購入制限 おひとり様30個まで
なお横浜美術館のミュージアムショップ MYNATEでも
10月下旬から販売予定とのことです。
早く欲しい!!!という方は横浜美術館のミュージアム・ショップへ!
横浜美術館/佐藤雅彦展 アクセスは?
横浜美術館に1番近いの最寄り駅は
みなとみらい線「みなとみらい」駅です。
3番出口から出てエスカレーターやエレベーターで1階に上がります
1階フロアー真ん中にある「中央美術館口」から出ると目の前が『横浜美術館』です。
大パノラマ、美術館全体が一望できます。
思わず写真を撮ってしまいたくなると思います。
感情のままに、写真を撮ってから美術館に行きましょう。
アクセス/公共交通機関
【電車】
●みなとみらい線(東急東横線直通)「みなとみらい」駅〈3番出口〉
マークイズみなとみらい〈グランドガレリア〉経由徒歩3分
〈マークイズ連絡口〉(10時~)から徒歩5分●JR(京浜東北・根岸線)/ 横浜市営地下鉄 「桜木町」駅
〈動く歩道〉を利用、徒歩10分
県民共済ビル前からペデストリアンデッキ利用〈ぴあアリーナ〉前を経由、徒歩10分。【バス】
桜木町駅バスターミナル3番のりば
●市営バス156系統(平日のみ)
●292系統パシフィコ横浜行き 「横浜美術館」下車。
横浜美術館
■〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
■TEL:045-221-0300(代表)
■開館時間 10時~18時(入館は閉館の30分前まで)
※開館時間は展覧会によって異なる場合がございます
■休館日 木曜日、年末年始 ※開館日は展覧会によって異なる場合がございます
横浜美術館/佐藤雅彦展 注意点は?
注意点
◉時間がかかる/むしろ時間をかけてできるだけ観た方が良いと思います。
1度に全部観れない方は回数を分けて観る。
もしくは図録を買って補うを言う方法もありだとは思います。
◉寒い/滞在時間も長くなるので羽織るものを持って行ってください
◉お子さんがたくさんいる/特に足元に小さなお子様が座っています
◉水分補給/うっかり忘れてしまいますがフロア外のソファで水分補給しましょう
◉映像は撮影できない/動画を撮りたくなりますが禁止です
◉動画撮影はできない/長時間携帯を構えていると動画を取っていると思われて注意されます
◉「計算の庭」は入場しなくてもできる
横浜美術館/佐藤雅彦展 新しい× (作り方+分かり方)まとめと展覧会概要
佐藤雅彦展の通常の展覧会とちょっと違った面白い展覧会。
映像までちゃんと観ようとすると長時間かかります。
全部見れないからといって楽しめないわけではなく
ピタゴラスイッチの装置も間近で見れるのは嬉しいし、装置はやっぱり凄い!
体験できる作品もユニークなのでお子さまも楽しめます。
ただ混雑は間違いなくしているので覚悟して行きましょう。
私はこの展覧会で
佐藤雅彦氏の日常の着眼点の鋭さ、興味に関心を持ちました。
ミュージアムショップでは図録もあったのですが、
ご自身が書いた本もあったので、その本を1冊購入して帰りました。
帰ってからも楽しみが続きそうです。
混雑必死の展覧会ですが
お子さまからデザインを目指している方まで幅広く楽しめる展覧会だと思います。
■横浜美術館リニューアルオープン記念展
佐藤雅彦展 新しい × (作り方 + 分かり方)
■会期/2025年6月28日(土)〜11月3日(月・祝)
■開館時間/10時~18時(入館は閉館の30分前まで)
※10、11月の土曜日は20時まで
■休館日/木曜日
■観覧料 一般/2,000円 大学生/1,600円 中学・高校生/1,000円 小学生以下/無料
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