柚木沙弥郎/ゆのきさみろう、染色工芸家で柳宗悦が起こした民藝運動を盛り立てた1人です。
無印良品やインテリアショップ イデー(IDÉE)で作品を観たことがある!方もいるでしょう。
自由でユーモラス、大胆な構成に鮮やかな色彩は見ていると元気が出てきます。
現在東京オペラシティアートギャラリーでは柚木沙弥郎の制作の全貌を観ることができる展覧会が開催されています。「柚木沙弥郎/永遠のいま」の混雑状況、見どころや所要時間、グッズ、アクセスなどについて今日はお話します。どうぞ最後までご覧ください。
柚木沙弥郎展「永遠のいま」の混雑状況は?
それほど混雑はしていなかったです。
柚木沙弥郎展が始まって2週間が経った平日のランチタイム時に行きました。
それほどの混雑ではなかったですがフロアーに20人くらいの人はいました。
程よく人がいて少し話し声が聞こえたりして穏やかに快適に観ることができる人数でした。
柚木沙弥郎展や常設展、まで全部見終わった15時すぎころに
もう1度、柚木沙弥郎展の展覧会会場に行ってみたのですが人が増えていました。
フロアーに40人くらいでしょうか、明らかに私が入館した時より増えていました。
開館直後や13時以降から15時ころは一番混雑する時間帯で
ランチタイム時や夕方以降は比較的快適に観れる時間帯だと思うのでオススメです。
柚木沙弥郎展「永遠のいま」の見どころは?
見どころ①迫力ある展示
ダイナミックに展示された注染作品
天井の高い東京オペラシティアートギャラリーに天井から吊り下げた作品群
見上げて観ると壮大で圧巻の光景です。
柚木沙弥郎の作品が放つ、自由さ、力強さを電信で感じられます。
見どころ②75年にわたる創作の全貌
75年にわたる創作活動を振り返る展示。
柚木沙弥郎が初めて制作した型染布から、挿絵や人形、版画やガラス絵、
101歳の時に制作したコラージュまで、民藝だけにとどまらない、
75年にわたる創作活動を代表的作品で振り返ることができます。
見どころ③ゆかりの地での作品資料を特集展示
柚木沙弥郎とゆかりのある国内外の都市で創作した作品などの特集展示。
高校時代を過ごした長野県松本、染色の修行をした静岡県、宮沢賢治の故郷で「注文の多い料理店」の挿絵依頼を受けた岩手県、親交のあった陶芸家がいた島根県、民藝と出会った岡山県。
それぞれの地で柚木沙弥郎との関わりを知ることができる作品や資料を観ることができます。
また海外への旅での制作が観れるスケッチブックやアルバムも展示されていて、
柚木沙弥郎の制作におおきな影響を与えたかを知ることができます。
柚木沙弥郎展「永遠のいま」の所要時間、滞在時間は?
柚木沙弥郎「永遠のいま」展の所要時間は60分くらい
民藝好き、染め好きの方は90分くらいだと思います。
オペラシティアートギャラリーは大きなフロアーが2つ
展示作品はそれほど多くないですが、資料が結構ありました。
映像が2箇所あって、1箇所は展覧会場入ってすぐにありました。
時間は10分、注染の作業の工程映像で、椅子はありません。
もう1箇所は通路です。柚木沙弥郎のインタビュー映像で時間は15分間
ここには椅子があるので座って観ることができます。
内容が「ゆかりの地」についてだったので、展示を観る前に予習として観ても良いと思います。
展示を全て観終わったあとに観ると復讐になり、また戻って作品を観たくなると思います。
私は「ゆかりの地」の展示を観ている途中で休憩がてら映像を観ました。
15分間の映像なので丁度よい休憩になりました。
作品や資料に対する見方が変わって、より深く観ることができたのでよかったです。
私は1回柚木沙弥郎展を観て、2階の常設展を観てから
もう1回柚木沙弥郎展をさらっと観ました。
2巡したので柚木沙弥郎展に滞在していた時間は75分くらいでした。
柚木沙弥郎展「永遠のいま」のチケットは?
柚木沙弥郎「永遠のいま」のチケットは
オンラインと美術館のチケット売場で購入することができます。
美術館のチケット売場と入場受付は同じなので
事前にオンラインでチケットを購入していても行列ができていると待つことになります。
オンラインで購入しても割引は無いので、メリットはあまりないかもしれませんね。
私はぐるっとパスを利用しています。
東京オペラシティアートギャラリーはぐるっとパスの対象施設で
企画展の入場が無料です。
柚木沙弥郎展「永遠のいま」のグッズは?
柚木沙弥郎展「永遠のいま」の関連グッズは結構ありました。
東京オペラシティアートギャラリーを出たすぐ右手にあるミュージアムショップ「Gallery 5」で
柚木沙弥郎展の展覧会の関連グッズが販売されていました。
いつも展覧会関連グッズが少ないのでとても珍しいことだと思います。
展覧会公式図録に柚木沙弥郎関連書籍、ポストカード、クリアファイル、リングノート、
レターセット、マスキングテープ、Tシャツ、エコバック、手ぬぐいなどなど、
本当にオペラシティアートギャラリーの展覧会としては珍しく品揃えが多かったです。
展覧会を観終わったあとぜひ覗いてみてください。
東京オペラシティアートギャラリーのアクセス、行き方、最寄り駅は?
最寄り駅
初台にある東京オペラシティアートギャラリーは駅直結の美術館
最寄り駅は京王新線「初台駅」です。
行き方/電車
京王新線って使わない方にとってはどこ?ですよね。
少しややこしくて、京王新線は新宿駅から笹塚駅の間を運行しています。
新宿から笹塚駅間だと京王線じゃないの?と思われる方も「いるでしょう。
京王線と京王新線の違いは、京王線は新宿駅から直接笹塚駅に向います。
京王新線は地下を走り、初台駅と幡ヶ谷駅を経由します。
都営地下鉄新宿線と相互直通運転を行っているので笹塚駅で京王線に乗り換えることもできます。
笹塚方面から来るときは前の車両
新宿方面から向かうときは後ろの車両に乗ると
出口の東口改札に近く止まるのでスムーズです。
改札を出て通路を歩くと突き当りにエスカレーターがあるので
乗り継いで3階に上がると東京オペラシティアートギャラリーに到着します。
京王新線「初台駅」
京王新線新宿駅4番ホームより笹塚方面へ1つ目の駅が初台です。
(乗車時間約2分)
行き方/バス
主に渋谷駅、中野駅、阿佐ヶ谷駅乗ることができます。
渋谷駅西口バスターミナルよりバス約20分なので
渋谷、新宿の乗り換えを考えるとバスで行くのも良いかもしれませんね。
最寄りのバス停から降りたらほぼ目の前に東京オペラシティアートギャ
●渋谷駅西口より
京王バス 渋64「中野駅行」→「東京オペラシティ」下車
京王バス 渋63「中野駅行」→「東京オペラシティ」下車
京王・都営バス 渋66「阿佐ヶ谷駅行」→「東京オペラシティ南」下車●新宿駅西口より
宿41「中野車庫行」→「幡ヶ谷不動尊」下車
宿45「中野駅行」→「幡ヶ谷不動尊」下車
柚木沙弥郎展「永遠のいま」のまとめと展覧会概要
毎日がね、新しい今日なんだよ
今日をね、いかに大切に思うか、
それによってその日の仕事が決まるわけ
それを積み重ねて行けば一生涯の仕事なんだよ。
今日という、1番新しい境地を生かす
飛んでいかなきゃいけない
飛びだせ、毎日をね。
そういうのを毎日続けていけば
生涯ってのはいい人生になると思うな。
柚木沙弥郎の言葉です。
素敵な言葉だと思いました。
力強く、踏みとどまらずに、常に自分の高みを目指す。
柚木沙弥郎の作品からも伝わってきます。
柚木沙弥郎「永遠のいま」展は
とても親しみやすく、楽しく、力強い作品を観ることができるので
美術大学生やクリエイティブな世界を目指している方や
年齢性別問わず、ワクワクしたい方にオススメしたい展覧会です。
柚木沙弥郎 永遠のいま
■期間 2025年10月24日(金)─ 12月21日(日)
■開館時間 11:00 ─ 19:00(入場は18:30まで)
■休館日 月曜日(11月3日、11月24日は開館)月曜祝休日の翌火曜日(11月4日、11月25日)
■入場料 一般1,600円/大・高生1,000円/中学生以下無料東京オペラシティ アートギャラリー
〒163-1403 東京都新宿区西新宿3-20-2 3階


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