京都文化博物館「縄文/土偶」展の混雑状況、所要時間、見どころなど

立体

「縄文」「土偶」じわじわと人気が高まってきていますね。造形的な美しさや面白さはもちろん、
自然と共生サステナブルな生活を送った縄文人のくらしや心も注目されています。
京都文化博物館では縄文時代の「北海道・北東北の縄文遺跡群」の土偶や出土品を通して縄文の方や暮らしの魅力を紹介する展覧会が開催されています。
京都文化博物館で開催中の土偶展「世界遺産縄文」の見どころや所要時間、混雑状況などについて
今日はお話します。どうぞ最後までご覧ください。

京都文化博物館「縄文/土偶」展の見どころは?

見どころ①遮光器土偶が大集合!

大きな愛くるしい目、頭の上の冠のような装飾、全身の模様、いかり肩、小さな手、指
縄文人の抜群のセンスが凝縮されたような遮光器土偶
5体もの遮光器土偶が集結し一堂に観れる貴重で嬉しい機会です。

よーく見ると1体1体、表情や体の模様、冠のような装飾、全て違います。
センス抜群でとてもおしゃれです。

遮光器土偶は女性像として創られていたようで、女性が命を宿し出産することから
安産や子孫繁栄、豊かな自然の恵みなどに感謝し祈り願うために創られたと言われいます。

遮光器土偶を観ることで縄文時代の女性の姿を想像できるのではないでしょうか。

 

見どころ②国宝土偶が観れる

縄文の女神/西ノ前遺跡 山形県立博物館」が10月4日~19日まで
中空土偶/著保内野遺跡 函館市」が11月1日~30日まで
会期を分けての2体の国宝土偶が展示されます。
1度は観ておきたい貴重な土偶です。

縄文の女神は山形県最上郡舟形町で出土した土偶です。
5つに割れた状態で出土しましたが、ほぼ完形に接続復元されています。
本来土偶は祈りに使われていたので故意に壊された状態で完全に復元できる状態ではありません。
それが完全に復元された姿を観ることができるのは奇跡ではないでしょうか。

均整の取れた8頭身の美しいフォルムを前からだけでなく
左右から、後ろからもじっくりと観て欲しい1体です。

中空土偶/「茅空(かっくう)」は1975年に北海道函館市のじゃがいも畑から見つかった土偶で
中が空洞の中空土偶のなかでは、国内最大の大きさです。
作りがとても精巧でまるで人間のようです。

土器は焼入れをする前に磨くと表面が固く締まり、ツルツルとした手触りになり光沢が出ます。
この「茅空(かっくう)」は表面がよく研磨されていてマッチョ度が増しているように見えます。
薄く作られている、美しい紋様などから縄文時代の土偶造形の最高頂点と評価されています。

 

見どころ③縄文の心や暮らしを観る

1万年もの長い期間続いた縄文時代
どんなものを食べていたのでしょうか
どんな道具を使って食料を得ていたのでしょうか
どんな装飾品を身に着けておしゃれをしていたのでしょうか

人はどのように生まれ、土に返って行ったのでしょう

自然と共生した、今で言うサスティナブルな暮らしを
道具や土器といった資料的な出土品やはく製、模型から感じることができます。

 

京都文化博物館「縄文/土偶」展の所要時間、滞在時間は?

「縄文展」の所要時間の目安は40分から120分
縄文や土偶がすごく好きな方は120分、それ以上をかかるかも、、、と覚悟して挑んで下さい。
興味があるなーくらいの方は40分−60分

展覧会の会場は4階と3階の2フロアー
250点もの土偶や装飾品などの展示されています。

会場の大きさ、作品数の規模からすると平均的な60分です
矢じり種など生活に関わる展示物もあり、若干流して観るような展示もありますが
写真撮影ができるので好きな土偶などの写真を撮っているとあっという間に時間は過ぎます。

私は気付いたら130分いました。

再入場はできませんが、3階、4階の間は行き来がはできるので
気になった展示品を何度でも見に行くことができます。

フロアーの中に少し、フロアーの外にも椅子があるので
縄文や土偶が好きな方は休憩しながらゆっくり堪能することができますよ。

 

京都文化博物館「縄文/土偶」展の混雑状況は?

「縄文/土偶」展は結構混雑していました。
私は展覧会がスタートして1ヶ月が過ぎた平日の開館時間の10時に入館しました。

京都文化博物館の開館時間の少し前に到着したのですが
雨にも関わらず30人ほどの人が開館するのを今か今かと並んでいました。

 

展覧会場の中は時間が経つほどに人が増えてきました。
人垣ができるほどではないですが
場所によっては壁際の展示にズラッと人が続いていたりするところもあって人は多かったです。

私が行った時期が見どころの1つになっている「国宝 縄文の女神」「国宝 中空土偶」が
展示入れ替えに時期でちょうど本物がいなくて複製だったので
もしかしたら人が少なめだったのかもしれません。

これからは会期終盤になってくるのでできるだけ早く行くことをオススメします。

京都は観光地なので平日でも人は多いですが、
平日のランチ時の時間帯に入場すると比較的見やすいと思います。

 

京都文化博物館「縄文/土偶」展のチケットは?

「縄文/土偶」のチケットは
オンラインと文化博物館のチケット売場で購入することができます。

オンライン購入の割引はありませんが
スムーズに展覧会場に入場できるのがメリットです。

朝開館前、9時55分ころには建物に入る入場待ちの人が30人ほどいました。
チケット売り場は1階、展覧会場は4階からスタートします。

並んでいる方が高齢の方や海外からの方が多かったので
半分くらいの人がチケット売り場に向かっていました。

私はオンラインで事前にチケット購入していたので
そのままエレベーターで4階へ直行です。
受付で自分で読み取り機械にオンラインチケットのQRコード画面をかざすだけ
ほとんど並ぶことなく入場することができました。

ただ私が展覧会を観終わってでてきたランチの時間帯には
チケットを購入する行列はありませんでした。

ネットでの購入に抵抗がない、朝1番で行く、スムーズに入場したい
こんな方はオンラインチケット、またはコンビニエンスストアーで事前の購入をオススメします。

チケット発売場所
◎京都文化博物館1階チケット売場
●公式オンラインチケット
●アソビュー
●イープラス
□ローソンチケット
□セブンチケット

観覧料(税込)
当日券 一般 1,800円  大高生 1,200円  中小生 600円
※未就学児は無料(ただし、要保護者同伴)

 

京都文化博物館へのアクセス、行き方、最寄り駅は?

最寄り駅

京都文化館の最寄り駅は
地下鉄烏丸線の「烏丸御池駅」、阪急「烏丸駅」、京阪「三条駅」です。

1番近い最寄り駅は地下鉄烏丸線の「烏丸御池駅」です。
京都駅から行く場合は地下鉄烏丸線で行くのがわかりやすく便利です。

大阪/梅田駅からだと阪急電車を利用して「烏丸駅」から行くのがわかりやすいと思います。

京都はバスが隈無く走っているのですが、とても複雑なのです。
電車で行くことができる場所は電車で行ったほうが迷わず、時間に正確なのでおすすめです。

電車で行く場合
・地下鉄「烏丸御池駅」下車【5】番出口 三条通りを東へ 徒歩3分
・阪急「烏丸駅」下車【16】番出口 高倉通りを北へ 徒歩7分
・京阪「三条駅」下車【6】番出口 三条通りを西へ 徒歩15分

 

最寄りのバス停

京都寸暇博物館の最寄りのバス停は
「堺町御池」「烏丸御池新風館前」です。

京都のバスは主に「市バス」と「京都バス」の2種類のバスがあります。
系統が多くて複雑ですが、使いこなすことができればどこにでも行くことができます。

「堺町御池バス停」は京都バスの62、63、65系統

市バスだと「京都市役所前」が1番最寄りのバス停になると思います。
34、3、59、7、10、205系統など
どこから乗るかによって系統がかわるので
アプリや路線図マップなどで必ず確認して下さいね

もう1つ利用できそうなバス停が「烏丸御池新風館前」 hoopバス/フープバス
京都駅と京大病院を繋ぐバス「hoopバス/フープバス」で
京大病院利用者以外の方の利用もできて京都駅までの運賃は230円です。

他の観光地と合わせて行く計画を立てている方は
バスを利用すると観光スポットも近くまで行きことができるので便利なのですが
何系統のバスに乗るかだけでなく、
どちらの方向に向かっていくかをしっかりと確認して乗車してくださいね。

 

京都文化博物館「縄文/土偶」展の感想と展覧会概要

私が縄文展に行った日がたまたま、国宝土偶の展示が入れ替わるときだったので
どちらの国宝土偶も観れなくてとても残念だったのですが
それでも5体大集合した遮光器土偶は圧巻で大興奮しました。

土器や髪飾り、首飾りなどの装飾品、釣り針や矢じりなどの道具、食べていた食物、貝塚
人骨などから観た縄文の暮らしはとても興味深かったです。
土偶からもカタチや姿の美しさだけでなく、女性や命の尊さを感じることができました。

世界遺産/縄文展は縄文や土偶好きだけでなく
自然との共生や命の尊さを感じてもらいたいので
すべての人にオススメしたい展覧会です

世界遺産「縄文」
■日時 2025年10月4日(土)~11月30日(日)
■開室時間 10:00~18:00(金曜は10:00~19:30)※入場は閉室の30分前まで
■休館日 月曜日(10月13日、11月3日、11月24日は開館)、10月14日、11月4日、11月25日
■会場 京都文化博物館 4・3階展示室
■主催 京都府、京都文化博物館、MBSテレビ、朝日新聞社

《観覧料》
当日券 一般 1,800円  大高生 1,200円  中小生 600円
※未就学児は無料(ただし、要保護者同伴)

京都文化博物館
〒604-8183 京都市中京区三条高倉

 

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