神戸市立博物館『大ゴッホ展』混雑状況や所要時間、チケットなどについて。

平面・絵画

神戸でゴッホの作品がが観られます!
今年はゴッホの展覧会が多く各地へ巡回もしているので
いろいろなところで目にすることができる、ゴッホ好きにはたまらない年ですね。
神戸市立博物館で開催されている『大ゴッホ展 夜のカフェテラス』は
阪神淡路大震災30年、東日本大震災15年、追悼するかのように巡回する展覧会。
2会期に分かれていて、今開催されているのが1会期目ゴッホの画業前期を紹介する展覧会です。
神戸市立博物館『大ゴッホ展/夜のカフェテラス』について今日はお話します。
どうぞ最後までご覧ください。

神戸市立博物館『大ゴッホ展』レビュー 見どころは?

神戸市立博物館で開催されている『大ゴッホ展 夜のカフェテラス』
阪神淡路大震災30年、東日本大震災15年、追悼するかのように
神戸から福島、東京へと巡回する展覧会です。

2025年2027年の2回の会期に分かれて開催されます。
1会期は「夜のカフェテラス」をメインにゴッホの初期の作品が展示されています。
2会期の2027年は「アルルの跳ね橋」をメインに後期から晩年の作品が展示される予定です。

 

2回の会期中に100点ものゴッホ作品が展示される
ゴッホ好きにはたまらない貴重な展覧会です。
ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?

 

第1会場の見どころ

展示会場は3階、第1会場から始まります。

◉第1章バルビゾン派、ハーグ派
ゴッホが強く憧れ、刺激や影響を受けたミレーなどの画家の作品が展示されています

◉第2章オランダ時代
1881年以降 画家を目指したゴッホは油彩や水彩画の手ほどきを受け、たくさんスケッチや素描を描き自分で技量を培っていきます。 模索しながら描き続けたゴッホの初期作品が展示されています。

何でも無い普通の人がモデルで、色も暗くどんよりした印象ですが
人が生きる、力強さと逞しさを感じました。

 

第2会場の見どころ

第2会場2階です。
案内に沿って階段を降りていきます。

◉第3章パリの画家とファン・ゴッホ
1860年代から90年代 パリの画家たちモネ、ルノワール、ピサロなどの作品が展示されています。

◉第4章パリ時代
1886年以降パリで印象派や新印象はの影響を受けたゴッホの絵は劇的に変化します。
明るい色彩と躍動感ある筆致、ゴッホ独自の表現が観られるようになります

◉第5章アルル時代
1882年2月 都会に疲れたゴッホがプロヴァンス地方のアルルでみた自然に心奪われます。
鮮やかな自然を強烈な色彩を使って描きます。

ゴッホの鮮やかな色彩がみられる作品が展示されています。
ゴッホのヒマワリは有名ですが、バラなど他の花を描いた作品も圧巻です。
これからクライマックスまでどのようなゴッホの作品が観られるのか
次の会期が楽しみになるような to be continue です。

 

「夜のカフェテラス」の見どころ

1回会期のメインは「夜のカフェテラス」

黄色が強烈な印象の作品です。
ゴッホが初めて「星空」を描いた作品で
ほとんど黒を使わずに、青の色彩を使って夜の光と影を描きました。

空には星がまたたき更けていく夜とは対象に
人々が集うカフェは鮮やかな黄色の光のもとで活気に溢れています。

人の表情までは細かに描かれていませんが
なんとなくの仕草から賑やかな雰囲気は伝わってきます。
じっと見ていると風景の中に引き込まれて行きそうな絵画です。

 

空の星は実際の星座
「おとめ座」やゴッホが好きだった「おおくま座」
描いているのではないかと言われています。

この絵が描かれたのが9月、夜は少し肌寒くなる季節に
1枚ジャケットでも羽織って、
少し高い位置にある星座を眺めて描いたのでしょうか?
情景を思い浮かべてしまいたくなります。

 

一部の研究者は星やカフェに集う人の人数や配置から
「最後の晩餐」を描いたのでは無いかという説も上がっているそう。
ゴッホが意として描いたかは定かではないようですが
1枚の絵からいろんなことを読み解ける、面白いですね。

夜の光と闇、瞬く星の光、星座、神秘的な夜の世界と
人を引き付けるカフェの光、集う人たちの活気、
空気感に引き込まれる作品です。

 

余談として
ゴッホが描いたカフェは第二次世界大戦時の爆撃で焼けてしまったそうですが
その後忠実に復元された「カフェ・ヴァン・ゴッホ」というカフェがありました。
人気でゴッホファなら1度は訪れてみたい場所だったのですが
現在は法律的は理由により休業中とのこと、、、残念です。

 

神戸市立博物館『大ゴッホ展』混雑は?

神戸市立博物館『大ゴッホ展』の混雑状況は、、、
かなり混雑していました。

2重3重に人だかりができている作品も。

ずーっと列が連なっているので、ゆっくりじっくり自分のペースで観るのは難しいです。
少し下がって2列目くらいでだと比較的ゆっくり観れます。

 

「夜のカフェテラス」は2階の中盤に展示されていました。
間近で見たい+写真を撮りたい人は並ぶようになっていました。
案内を持ったスタッフのかたが誘導しているのですぐにわかります。

10分から15分位並びました。
写真を2、3枚撮れるくらいの時間ですが眼の前で見ることができます。

ゆっくり観たい方用に右側にロープで仕切られたスペースがありました。
少し離れていて斜めからではありますが、じっくり観る事ができます。

 

2階最後のフロアー
ゴッホの自画像と3点の作品撮影可でした。

ゴッホの自画像の写真を取りたい人は並ぶ列がありましたが
ここはそれほどの時間はかからなかったです。

間近でじっくりと観るのは難しいので1歩下がって観る感じでした。

スタートして間もないということもありましたが
平日なのにかなり混雑していました。

少し落ち着くだろうと思われる会期中盤午前中くらい
比較的混雑を回避できるかもしれませんが
ゴッホの人気は絶大です。
混雑していて当然の心構えで行ったほうが良いかもしれません。

 

神戸市立博物館『大ゴッホ展』所要時間は?

神戸市立博物館「大ゴッホ展」の所要時間
平均的な60分程度だと思います。

ゴッホの作品だからじっくり見たいし、もっとかかるのではないかと思いますが
人が多くてあまりじっくり観れないというのが理由です。

他の理由として

◯第1会場2会場の行き来ができないこと
◯休憩する椅子が無いこと
◯作品数は多くないこと

予定を立てる時の参考にしていただければと思います。

 

♦私はゴッホが好きなのでじっくり観たいと思って
1巡目は列に沿って、2巡目は2列目、3列目から観ましたが
90分ほどの滞在時間でした。
もっと作品と同じ空間にいて、じっくり観たかったな〜と思いました。

 

 

神戸市立博物館『大ゴッホ展』チケット購入は?

神戸市立博物館『大ゴッホ展』のチケットは
オンライン会場窓口で購入することができます。
混雑するので事前にオンラインで購入することオススメします。

※土日祝は予約優先となっているので
土日祝日に行く予定を立てている方は
オンラインで購入してから行ったほうが良いと思います。

♦私が行ったのは平日の午後でした。
チケット購入の行列ができていて30人から40人位並んでいました。
スムーズに入場をしたい方はやはりオンラインが良いでしょう。

 

神戸市立博物館『大ゴッホ展』入場料
一般 2,500円 大学生 1,250円 高校生以下無料
※土日祝は予約優先制
※大学生および高校生以下の方は、学生証・生徒手帳などをご提示ください。
※神戸市在住で満 65 歳以上の方は、当館券売窓口にて証明書の提示で当日一般料金が半額。
※障害のある方は障害者手帳等の提示で無料。

 

神戸市立博物館『大ゴッホ展』グッズについて

まず、注意です!
グッズ売り場に入場するのにチケットの確認があります。
チケットはなくさないようにしっかりと保管しておきましょう。

たくさんのグッズがありました。
ミッフィーとコラボしたぬいぐるみ、クッキー缶、定番のポストカード、図録、クリアファイル、マスキングテープ、メモ、バッジ、手ぬぐい、ハンカチ、トートバッグ、Tシャツ、、、

オリジナルクッキー缶やミッフィーのぬいぐるみは手にしている人が多かったです。
皆さんあれもこれもとかごに入れて展示の余韻を楽しまれていました。

お会計の列はありませんでしたがここでも注意です!
お会計をする時チケットが必要となります。

グッズ売り場も再入場、再購入ができません。
お会計をするときにチケットの裏にはんこが押されます。

チケットがあるか
買い忘れがないか

しっかりと確認してからお会計に進むようにしてくださいね。

 

神戸市立博物館『大ゴッホ展』アクセスについて

最寄り駅は三宮駅、元町駅、徒歩10分程度です。

大阪から行くとなると
「JR」がいいのかか「阪急」がいいのか「阪神」か迷ってしまいますが、
どれに乗っても同じところくらいに駅があるので
駅からの距離、時間にそれほど大差ありません。

ご都合良い路線で大丈夫です。

元町からも近いので
行きや帰りに南京町(中華街)でご飯を食べるのも良いでしょう。

【三宮から】
◉JR  三ノ宮駅 西口より 徒歩10分
◉阪急  神戸三宮駅 西口より 徒歩10分
◉阪神  神戸三宮駅 西口より 徒歩10分
◉地下鉄  西神・山手線 三宮駅 西口より 徒歩10分
◉海岸線  三宮・花時計前駅  徒歩10分
◉ポートライナー  三宮駅  徒歩15分

【元町から】
◉JR  元町駅 東口より 徒歩10分
◉阪神  元町駅 東口より 徒歩10分
◉地下鉄 海岸線  旧居留地・大丸前駅  徒歩8分

神戸市立博物館
〒650-0034神戸市中央区京町24番地

神戸市立博物館『大ゴッホ展』注意点は?

・混雑するのでチケットは事前にオンラインで購入しておく
・第1会場と第2会場の行き来はできない
・じっくり観たい作品は2,3列目から観る
・再入場できない
・グッズ売り場への入場、グッズの購入に入場チケットが必要なのでなくさないこと
・グッズ売り場への再入場、再購入できない

ゴッホの描くことへの情熱と試行錯誤が見てとれる作品が集結している
「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」
ぜひ神戸市立博物館で間近に観てください。

神戸市立博物館『大ゴッホ展』巡回は?

ただいま神戸市立博物館で開催中の『大ゴッホ展 夜のカフェテラス』は
東日本大震災15年の福島、そして東京へと巡回します。
来年まで待ち遠しいですが、会期が近づいてくるとチケットなど詳細も発表されます
チェックして心待ちにしましょう

【福島県立美術館】
■会期 2026年2月21日(土) ~ 2026年5月10日(日)
■開館時間 9:30~17:00 最終入館は16:30まで
■休館日 月曜日、祝祭日の翌日
 月曜日が祝日にあたる場合は開館し、翌日休館。祝日が土日にあたる場合は開館。

【上野の森美術館】
■会期 2026年5月29日(金) ~ 2026年8月12日(水)
■開館時間 未定
■休館日 未定

 

神戸市立博物館『大ゴッホ展』展覧会概要

阪神・淡路大震災30年
大ゴッホ展 夜のカフェテラス
■会期  2025年9月20日(土) ~ 2026年2月1日(日)  ※土日祝は予約優先制
■会場  神戸市立博物館
■開館時間  9:30~17:30(金曜と土曜は20:00まで)※展示室への入場は閉館の30分前まで
■休館日  月曜日、12月30日(火)~1月1日(木・祝)
月曜日が祝日または休日の場合は開館し、翌平日に休館。

 

ゴッホの夜のカフェテラスについてお話しましたが
ゴッホ作品と言えば「ひまわり」も代表的な作品です
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