2025年12月スタートおすすめ展覧会5選(東京の美術館)

現代美術

2025年の締めくくりはどの展覧会に行きますか?チェックしていますか?
12月にスタートした、行って欲しい面白そうな展覧会をピックアップしました。
冬休みに、年末年始に東京にいらっしゃるならぜひ行ってみてはいかがでしょうか?
今日は2025年12月スタートおすすめ展覧会5選(東京の美術館)についてお話します。
どうぞ最後までご覧ください。

おすすめ展覧会① 六本木クロッシング/森美術館

『六本木クロッシング/森美術館』
森美術館が日本の現代アートシーンを総括する展覧会として
2004年から3年に1度開催しているトリエンナーレのようなシリーズ形式の展覧会です。

第8回目となる今年は「時間」をテーマに国籍を問わず日本で活動する、または日本にルーツがあり海外で活躍する21組のアーティストの作品が展示されます。

この展覧会が面白いかも、と思ったところは
出店される作品が、絵画、彫刻、映像、没入型インスタレーションといったアートだけでなく、
工芸やあまり美術館でアート作品と並べて出展されないような手芸作品やZINE(ジン)までも
作品として出展されると言うことで、100点を超える多様な作品群をどのように展示して
どのような会場になっているのか、とても楽しみです。

六本木クロッシング/森美術館
■会期 2025年12月3日(水)~ 2026年3月29日(日)
■休館日 会期中無休
■開館時間 10:00~22:00 (最終入館は閉館時間の30分前まで)
※火曜日のみ17:00まで、12月8日は17:00まで、12月30日は22:00まで
[平日]一般 2,000円(1,800円)学生(高校・大学生)1,400円(1,300円)
中学生以下 無料シニア(65歳以上)1,700円(1,500円)[土・日・休日]一般 2,200円(2,000円)学生(高校・大学生)1,500円(1,400円)
中学生以下 無料シニア(65歳以上)1,900円(1,700円)

■会場 森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)

 

おすすめ展覧会② アンチ・アクション/東京国立近代美術館

『アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦/東京国立近代美術館』

よくよく思うと戦後、近代の女性作家って少ないと思いませんか?
美術館のコレクション展などでも女性作家の作品を目にすることは少ないのでは?
日本の近現代美術史から見落とされてしまった女性作家たちの展覧会です。

第二次世界大戦後の1950〜60年代にかけて、フランスから始まった美術動向「アンフォルメル(非定形)で数々の女性作家が登場し、男性・女性といったジェンダーに関係なく国内外で活躍していきました。評価されると評論家は期待していたが結局西洋中心主義はかわりませんでした。
そこにアメリカから「アクション・ペインティング」という美術動向が入ってきました。
豪快さや力強さといった男性性な特徴で「アクション」が評論家たちの評価の中心になってしまい女性作家が歴史から見落とされてしまいました。

中嶋泉の著書『アンチ・アクション─日本戦後絵画と女性画家』(2019、ブリュッケ)で示された視点をもとに、日本の近現代美術史を新たな観点からとらえ直そうとする展覧会です。

作品が残っている女性作家の調査を行う中で世の中に作品がでていなければ、
流通していなければ作家ではないのか?と考えさせられたと言う学芸員さんの話を読んで
『作家が作家であること』作品を通してそれぞれの生き様を観ることができるのではないかと思って楽しみにしています。

 

アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦/東京国立近代美術館
■会期 2025年12月16日(火)~2026年2月8日(日)
■休館日 月曜日(ただし1月12日は開館)、12月28日~1月1日、1月13日
■開館時間 10:00-17:00(金・土曜は10:00-20:00) ※入館は閉館の30分前まで
■観覧料 一般2,000円/大学生1,200円/高校生以下および18歳未満は無料
■会場 東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー

 

おすすめ展覧会③ 大カプコン展/CREATIVE MUSEUM TOKYO

大カプコン展 ―世界を魅了するゲームクリエイション/CREATIVE MUSEUM TOKYO

ゲームという小さな画面の世界を体で体感できるのはとても楽しみです。
手書きの企画書や原画といったアナログな資料や作品から、映像やプロジェクションマッピング、
モーションキャプチャーなどの最新技術を使った展示でゲームの制作の過程や世界観を体感できるところがとても面白いと思いました。

『吉田沙保里VSリュウ』霊長類最強女子、吉田沙保里とストリートファイター6リュウの対決は
とても面白そうで惹かれましたが大阪会場のみの展示のようですね、、、残念。
ぜひ東京会場でも展示して欲しいです。

大カプコン展 ―世界を魅了するゲームクリエイション
■会期 2025年12月20日(土)~2026年2月22日(日)
■開場時間 10:00〜18:00(入場は閉館の30分前まで)
※12月21日、2月22日と毎週金・土曜日および祝前日は20:00まで
■休館日 2026年1月1日(木)
■入場料 一般 2,900円(2,700円)/高校・大学・専門生 2,000円(1,800円)
小中学生 1,000円(800円) ※()は前売り料金
■会場:CREATIVE MUSEUM TOKYO
(東京都中央区京橋1丁目7番1号 TODA BUILDING 6階)

 

おすすめ展覧会④ 綾錦/根津美術館

綾錦 -近代西陣が認めた染織の美-/根津美術館

西陣織物館(現・京都市考古資料館)で大正4年(1915)より約10年間にわたり
古今東西の「織物に関係ある名品秘宝」を4か月ごとにテーマを変えて陳列する、という
とても贅沢な『織物に関係のある名品秘宝の展覧会』が行われていました。
貴重なのでどうにか記録したいとのことで特に優れた作品を選定して、
版画とコロタイプで再現し、企図・発刊されたのが染織図案集が『綾錦(あやにしき)』です。

この展覧会では『綾錦』に掲載された初代嘉一郎の所蔵品の現在確認できる20点が展示されます。

なによりこんな贅沢な展覧会が行われていたということに興味が湧きます。
当時の手仕事の極み、観てみたいと思いました。
厳選に厳選された作品を今、観ることができるとても希少な展覧会では無いかと思います。

 

綾錦 -近代西陣が認めた染織の美-/根津美術館
■会期 2025年12月20日(土)〜2026年2月1日(日)
■開館時間 午前10時〜午後5時 (入館は閉館30分前まで)
■休館日 毎週月曜日 ただし1/12の祝日は開館し、翌火曜休館
年末年始休館:2025年12月27日(土)-2026年1月5日(月)
■入館料 一般 1300円 /学生 1000円 /中学生以下は無料 ※オンライン日時指定予約制
当日券(一般1400円、学生1100円)
■会場 根津美術館 〒1070062 東京都港区南青山 6‐5‐1

 

おすすめ展覧会⑤ リサ・ラーソンの作り方 展/PLAY! MUSEUM

リサ・ラーソンの作り方 展/PLAY! MUSEUM

人気の高いリサ・ラーソン、愛らしい動物は手元に置いておきたくなりますね。
この展覧会は作品展示だけでなくワークショップで制作ができるところが面白いと思います。
展覧会に行くと創作意欲が湧いてきませんか?
1部でリサの作品のプロセスを観て知り、2部でワークショップに参加して創る。
大人から子供まで、大人も子供も一緒に楽しめる展覧会は単純に楽しいと思います。

ただ楽しいだけでなく、リサのスケッチや作品、実際にスウェーデンで使っていた道具類が
展示されるのでしっかりと観ることもできます。
知りたい欲とやりたい欲を満たしてくれる展覧会なのではないかと思って楽しみです。

リサ・ラーソンの作り方 展/PLAY! MUSEUM

■会期 2025年12月27日(土)ー2026年2月23日(月・祝)
■開館時間:10:00-17:00(土日祝は18:00まで/入場は閉館の30分前まで)
■休館日 12月31日(水)ー1月2日(金)、2月8日(日)
■入場料 一般1,800円/大学生1,200円/高校生1,000円/中学生600円/小学生600円
■会場 PLAY! MUSEUM
〒190-0014 東京都立川市緑町3-1GREEN SPRINGS W3棟 2F・3F

 

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