箱根って東京からだとちょっとした小旅行ですね。観光地でもあり避暑地でもあり。
そんな箱根の清々しい山の中にあるポーラ美術館で、わざわざでも行って観たいと思うような
展覧会を開催しています。わけが分からなくてもくすっと笑える、ちょっとポップな作品なので
特に若い方におすすめしたいです。ポーラ美術館で開催されている展覧会
《ライアン・ガンダー/ユー・コンプリート・ミー》について今日はお話します。
どうぞ最後までご覧ください。
ライアン・ガンダー /ユー・コンプリート・ミー ポーラ美術館 見どころと感想
ライアン・ガンダーってご存知ですか?という私も知ったのは最近にこと
2022年に東京新宿にある東京オペラシティアートギャラリーで観たのが初めてでした。
とにかくユニーク、というのが第一印象です。
今回も展示されていて釘付けになったのですが
《 アニマトロニクス/ネズミ 》
美術館の部屋の壁に穴が空いていてそこから2匹のネズミが顔を出して会話しています。
子どもの声で英語で会話しています。
可愛い声なのですが内容はアート作品の価値についての話。
私は英語がわからないので鑑賞ガイドに載っていた「アニマトロニクス スプリクト 日本語版」
QRコードで訳されたものを読みながら2匹のネズミのやりとりを観ていました。
まず、美術館の壁に穴が空いてあるって普通では考えられないことですし、あってはならないこと
作品がかじられた!なんてなったらとんでもないですよね。
それが穴があってネズミがいるんです。その光景だけでもありえなくて面白いと思います。
話している子どもの声の可愛さと内容、言葉遣いののギャップにびっくりします。
英語がわかればダイレクトにそれが聞けるので、英語がわからないのが悔しくなりました。
面白い、と観始めて、会話の訳を読んで、ギャップにびっくりして、私はふと思いました。
普通ってなんだろう、子どもだからってこれは思い込みでは?と。
すごい作品だと思いませんか?私は思いました。
私が思う凄い作品の1つは、ユーモアがあって誰でも楽しめる作品です。
単純に面白い、その次に何か思わせる、考えてしまう、気付いてしまう
という作品が凄いと私は思います。
「ネズミかわいい〜」「なんでこんなところにいるの?」何気ない感想ですが
常識を疑う、問いかけるといったことに繋がって行くと思います。
今回の展示では他に「カエル」と「鳩時計」が展示されています。
カエル「カエル」は「存在」ついて、「鳩時計」は「時間」について話をしています。
会話がわからなくても観るだけでも面白いと思います。
注意してほしいのは、「カエル」は場所が分かりづらいこと「鳩時計」は喋らない時間がある
ぜひとも見つけて聞いてみてください。
《 アイディア・マン 》
パッと観ただけではなんだかわからないと思います。
金色のプレートがあって、丸と長方形の出っ張りがあるだけの作品です。
この作品は観るだけの作品ではなく、触れる作品なんです。
しかも作品の1部を持って帰ることができます。
説明しましょう。丸の出っ張りはボタンです。
押すと下の長方形の出っ張りから紙が出てきます。
そこには英語の文字が印刷されています。
内容は「ライアン・ガンダーが考えたまだ実現していないアート作品のアイデア」
自分がてにしたアイデアが作品になるかも!と思うとワクワクしますね。
「NAKASHIMA GLASS SNOW CHAIR」/訳:ナカシマガラス 雪の椅子
「TANMOY WITH SOUNDS OF TIME」 /訳:時の音と共に
私が引いたアート作品のアイデアです。
2巡したので2回ボタンを押させて頂きました。
展覧会場に入らなくても作品を観ることはできます。
外、建物の上に白い旗《周緑を中心に据えて》があります。
これはライアン・ガンダーの作品です。
あと、入ってすぐ、下のフロアーに黒い球体が転がっています。
これもライアン・ガンダーの作品です。
カフェの中にも球体が1つ置かれています。
《 Can time stop? 》ぼんやりと観ながら私はお茶をしました。
すべてを観てほしいです。
サラッとでもいいです、くすっと笑うだけでいいんです。
ライアン・ガンダーのユーモアーあふれる作品をぜひ体感してほしいです。
※見落としてしまう作品があります。
作品タイトルでなく見た目のもので書きますが「カエル」、「蚊」、「旗」この3つは探しました。
場所を言いたいところですが、これは行って探して欲しいと思うので書くのはやめておきますね。
会場で鑑賞ガイドを手にして探して観てください。
ライアン・ガンダー/ユー・コンプリート・ミー ポーラ美術館 所要時間滞在時間 混雑状況
作品は点在していましたが数は少なかったので私の所要時間は45分ほどでした。
おそらく長い方だと思います。
写真だけ撮ってざっと流し見している方が多かったです。
おそらく15分とか20分くらいではないでしょうか?
もしかすると点在s所ている作品、全部を見ていないかもしれません。
面白いんですけどね〜ちゃんと見ないと見つけられない作品もあって
宝探ししているようで面白いんです。
実際に2つの作品を見落としていた事気付いて、カフェでお茶をした後に探しに行きました。
そんな感じなので混雑は全くしていなかったです。
(個人的にはもっと混雑していても良いと思うんですが、、、)
ただ何点かの作品はしゃがみ込んで観たりするので、そこだけは人が集まっています。
少し待てば近づいて観れますし、それ以外は混雑していないので
存分に作品を楽しむことができます。
ライアン・ガンダー ユー・コンプリート・ミー ポーラ美術館 チケットについて。入場料は?予約は必要?
来館予約は不要です。直接行って入ることができます。
私は何度か行っていますが入場制限に合ったこともありません。
そこは何も考えずに行って大丈夫だと思います。
チケットは当日受付けフロアーにある発券機を使って購入する方法と
事前にポーラ美術館の公式HPからウェブチケットを購入する方法があります。
ウェブチケットの割引はありませんが、入館がスムーズになると思います。
発券機は2台しか設置されていないのでタイミングによっては少し待つかもしれません。
私は当日発券機で購入しました。
購入するのに待つことはありませんでしたし、機械の操作も難しくありませんでした。
スタッフの方がそばで誘導してくれるので安心です。。
ポーラ美術館のエントランスは吹き抜けで光がとてもきれいな気持ち良い空間なので
ゆっくり順番を待つのも良いと思います。
購入したチケットでポーラ美術館で開催されている展覧会、常設展すべてを鑑賞できます。
展覧会の会場を出ても館内に入る限りはチケットを再度チェックされることはありません。
(遊歩道など外に出る場合はスタッフの方に声をかけてください)
入館料
大人 個人¥2,200
大学・高校生 ¥1,700
中学生以下 無料
障害者手帳をお持ちのご本人及び付添者(1名まで)¥1,100
ポーラ美術館 注意点、ロッカーなど設備について
■注意点など
◉日傘、傘は持ち込めません、入口の傘立てに預けてください。
◉チケット売り場は入口を入ってすぐのエスカレーターを降りた左手に発券機があります。
そこで購入することができます。
◉大きい荷物やリュックサックは展示会場に持ち込めません。
受付けフロアーにロッカーとスーツケース置き場があります。預けてから展覧会場に行きましょう
◉展覧会場内は飲食ができません(水・飴・ガムを含む)水分補給をしてから会場に入りましょう
◉三脚、一脚、自撮り棒、携帯扇風機の利用はできません。暑いですが展覧会場内は涼しいので
少しだけ我慢してください
ポーラ美術館のカフェ、レストラン、ミュージアムショップについて
ポーラ美術館の廻りは何もありません。
車で行かれる方は自由がきくので問題ないかもしれませんが
電車やバスで行かれる方は要注意です。
廻りになにもなくてもポーラ美術の中にカフェとレストランがあります。
ミュージアムショップもあり展覧会グッズだけでなくおしゃれなお土産を買うことも出来ます。
《 カフェ/チューン 》営業時間 10:00 – 16:30(ラストオーダー)
入口を入りエレベーターで降りていくと下に見えるのがカフェです。
2つエレベーターで降りるカフェの受付があります。
開放的はフロアに大きなガラス窓の向こうは緑の森が広がります。
ここでは1人1オーダーで、サンドイッチなどの軽食とケーキなどのスイーツ、飲み物が頂けます。
受付けで人数を伝えると席に案内してくれます。
空いているときはぜひガラス窓の近くの席にしてもらうと森の景色がとても良いです。
季節のドリンクはとても色鮮やかで綺麗、
カフェに注ぐ柔らかい光と白い空間に映えるとこはいうまでもありません。
私はコーヒーとケーキを頂きました。
綺麗なベリーのケーキもありましたが、ミルフィーユ好きなのでミルフィーユにしました。
次回は他のケーキも食べて見たいと思います。
コーヒーカップはルノワール「アネモネ」でした。
このカップ&ソーサーはミュージアムショップやオンラインでも購入できます
お昼を過ぎると混雑してきます。
席が空いていても案内まで待たされることもあるようです。
私は11時半ころだったので待たずに席に着くことが出来ましたが
すぐに席は一杯になって12時前には待っている方がいました。
《 レストラン/アレイ 》営業時間 11:00~17:00(ラストオーダー16:00)
入口を入ってエレベーターを1つ降りた右手にあります。
レストランのみの利用ができ、予約も出来ます(ポーラ美術館HPのレストランのページより)。
ここではランチコースやワンプレートランチ、カレー、などをいただくことができます。
展覧会メニューやスイーツ、ここではアルコールの提供もあります。
私は残念ながらレストランをまだ1度も利用したことがありません
素敵な空間で美味しいランチをいただくなら1
人よりも誰かと楽しみたいのでいつかの楽しみにとっておきます。
《 ミュージアムショップ 》
入口を入ってエスカレーターを2つ降りた、カフェの隣にミュージアムショップがあります。
展覧会のグッズだけでなく、アートグッズ、ポーラ美術館のグッズ書籍など品揃えは豊富です。
実用的に使うものから飾るもの、お土産まで購入する事ができます。
私はお土産にポーラ美術館のキャンディを購入しました。
手頃でおしゃれなものが買えるって嬉しいですよね。
ポーラ美術館 アクセスは?行き方、交通手段、場所、住所
箱根。東京からだとちょっとした小旅行ですね。ワクワクします。
私は何度かポーラ美術館に行っていますが
高速バスでも小田急線でも行ったことがあります。
電車のメリットは時間に正確だということです。
せっかくの箱根、美味しいものを食べたり、観光したりしたいですよね。
電車は時間通りに動いてくれるので計画が立てやすいと思います。
ただ、乗換えが3〜4回と多いです。
あと、時間帯に寄っては小田急線と箱根登山線、箱根登山線と箱根登山鉄道
送迎バスの乗継ぎがスムーズにいかないこともあります。
乗換えに待ち時間があるときは売店を覗いてお土産の下見をしてもいいですね。
高速バスのメリットは乗換えが少なく近くまで行くことができるのでとても楽でした。
乗継ぎも楽で高速バスを降りた「仙郷楼」バス停でそのまま待っていると次のバスに乗れます。
バス停が同じでなのでバス停を探す必要がないので安心です。
デメリットは高速の渋滞に巻き込まれる可能性があり時間通りに進まない事です。
私は1度高速バスを利用したときに30分程度の渋滞に巻き込まれました。
乗継ぎのバスの時間が気になって少しイライラしたという経験があります。
30程度遅れて到着したのですが乗り継ぎのバスが来る間隔も30分後だったので
運よく乗る予定だった次のバスにスムーズに乗れたので良かったです。
予定を詰め込んでいる方に高速バスはおすすめできません。
電車を乗り継いで行くことをおすすめします。
そして、運悪くバスが行ってしまって、次のバスを待つことになってしまった、、そんな時
バス停のそばに「ポーラ美術館まで850m」という案内看板が目に入ると思います。
850mなら15分もあれば着くだろうし散歩がてら歩いていこう、と思われる方がいると思います。
私も歩くのが好きなので歩いてもいいかも、と思いましたが同行者に全力で止められました。
なぜならずっと坂道なのです。しかもちゃんとした歩道がなく、
道路幅が狭く車2台がやっとすれ違えるくらい、見通しの悪いカーブの連続。
そこそこ車通りがあるので優雅に散歩とはいかない道中なります。
バスを待ってバスで行くことをオススメします。
《 交通機関 》
電車
■東京駅から
東海道新幹線こだま号で「小田原駅」下車
「小田原駅」で箱根登山線に乗り換え「箱根湯本駅」下車
「箱根湯本駅」で乗り換え箱根登山電車「強羅駅」下車
「強羅駅」からポーラ美術館無料送迎バス■小田急新宿駅から
「小田原駅」で箱根登山線に乗り換え「箱根湯本駅」下車
「箱根湯本駅」で乗り換え箱根登山電車「強羅駅」下車
「強羅駅」からポーラ美術館無料送迎バス「強羅駅」裏手、ホテル旅館のバス送迎発着場(駐車場4番)より乗車
箱根登山電車 強羅駅とポーラ美術館を結ぶ無料送迎バスが1日13便、約30分間隔で運行
※乗車料金は無料
※天候や道路事情などやむを得ない事情により、時間通り運行できない場合があります。
※満席の場合お乗りいただけない場合があります。
※定刻より早く出発することがあります高速バス
■新宿/池尻大橋から
「バスタ新宿」「池尻大橋」小田急箱根高速バスに乗り「仙郷楼」下車
「仙郷楼」バス停から観光施設めぐりバス「強羅駅/天悠」行に乗換「ポーラ美術館」下車
ライアン・ガンダー/ユー・コンプリート・ミー ポーラ美術館 まとめと展覧会概要
単純に面白いと楽しめる作品です。
単純に楽しんで、面白がってほしいと思います。
カフェでお茶をしながら、鑑賞ガイドを観て動物たちの話を読んで
一息ついてもう1度作品を観たら、また1段と面白いと思うことでしょう。
ライアン・ガンダー/ユー・コンプリート・ミー
面白い作家です、面白い作品が展示されている展覧会です。
お子さまや学生の方に特に観て、笑って欲しいと思います。
展覧会概要
ライアン・ガンダー:ユー・コンプリート・ミー
Ryan Gander: YOU COMPLETE ME
■会期 2025年5月31日(土)~11月30日(日)
■休館日 会期中無休
■会場 ポーラ美術館 アトリウム ギャラリー、展示室4、ロビー ほか
ポーラ美術館
〒250-0631
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
TEL 0460-84-2111
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