美術館巡り 初心者におすすめしたい美術館の楽しみ方とマナー

美術館

美術館に行ってみたいけどどうしたらいいかわからない
いまさらのようで誰にも聞けない、、、そんな思いにお応えします。
美術館でアート鑑賞を楽しむための知っておきたいマナーと、
えっ?こんなこともできるのというような美術館での楽しみ方を今日はお話します。

美術館巡りがおすすめな理由は?

楽しいからが1番の理由でしょう。
知ることができ、経験することができ、想像することができ
美しいもの、面白いものが観れる、などなどたくさんあります。そして、東京には
国立新美術館、国立西洋美術館、東京国立近代美術館などの国立の美術館や
東京都現代美術館、東京都庭園美術館、東京都美術館など東京都立の美術館や
三菱第一号美術館、SOMPO美術館、森美術館といった企業などの私設の美術館
といった多種多様な美術館が300以上あります。
開催されている展覧会はそれ以上。
楽しい!面白い!があふれています。

美術なんて分からないから、、、
きっかけやタイミングが見つからない、、、
特別な場所のようで気後れしてします、、、
躊躇しているなんてもったいない。

美術館で開催されている展覧会は様々です。
絵画や立体、映像といったいわゆる美術だけではないんです。
アニメ、ファッション、絵本、あとテレビや映画をテーマにした展覧会など
色々な展覧会が開催されています。
あの絵本で育った、このアニメが好き、着物を着てみたい、ドラマを観ている
そんな興味や好きを美術館への一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?
ちなみに私の美術館デビューは高校生の時、ゴッホ展でした。
美術の授業で描いたゴッホのヒマワリが観てみたくて行きました。
美術館に1歩足を踏み入れるドキドキ感と
ヒマワリを目にした時の衝撃は今でも覚えています。

美術館巡りが初心者でも大丈夫。

美術館を敷居が高く特別な場所と思いすぎていませんか
確かに作品がずらりと並べられて非現実的な場所ではありますが
敷居なんてありません
誰にでも解放されている場所です。
敷居が高くさせているのは知らないからだと思います。
少し知っておくだけで敷居は低くなると思います。

みんなが気持ちよく楽しめるように頭の片隅に入れておいてください。

美術館巡りで欠かせない「美術館/作品鑑賞のマナー」

意外と知られていない美術館のマナー
マナーとはみんなが気をるけることで
作品が保護され、良い状態で
みんなが気持ち良く楽しめるようになるためのものだと思います。
ほんの少し気を付けることなので
美術館巡りをする前に読んでおいてください。

行く前に出来ること
服装
音がなるものは避ける
 ヒールなど足音の鳴る靴…コツコツと鳴る音は思っている以上に響きます。
鍵やキーフォルダー、鈴など…リュックに鈴ついている方がいて気になったことがあります。

香りのきついものは避ける
香水や香りの強い柔軟剤など…人気の展覧会では人が密集することもあります。

※美術館で作品を観るだけでなく5感を使って感じていると思います。
なので音、香りにも気を配りたいですね。

美術館で展示会場に入る前に
荷物
大きい、重たい、荷物はロッカーに入れておきましょう。
スーツケースなどロッカーに入らない荷物は受付で預かってくれます
リュックは前に抱えてくださいと言われることもあります。
   ・折り畳み傘やペットボトルはカバンに入れる
   ・生花は持ち込みできません
できるだけ身軽に貴重品だけ持って展覧会場に行きましょう

携帯
携帯はマナーモードにしておきましょう。
呼び出し音が鳴ると会場中に響いて他の方の鑑賞を妨げてしまいます。
電源を切るまではしなくてもいいですがマナーモードに設定してから会場に入りましょう

展覧会場で
作品に触らない、近づきすぎない
当たりまえですが作品には触らない。
衣服や帽子かばんも作品に当たらないようにしましょう。
壁やガラスケースも触れないようにと注意がある美術館もあります。

写真撮影しない
著作権の問題やフラッシュの光から作品を守るため基本的には撮影は出来ません。
(最近は撮影OKや1部撮影OKな展覧会も増えました。後ほどお話します)

飲食しない
飴、ガムなどを口に入れながらの鑑賞もだめなんです。
万が一、咳をした時に糖分を含んだ飛沫が作品につく可能性があるからです。

シャーペン、ボールペン̪の使用はできません
インクが付いたり、シャーペンの芯が飛んで作品を傷つけないようにするためです。
メモを取りたいときは鉛筆で書きましょう。
たいてい展覧会場入口に簡易鉛筆が置かれています。
見当たらない時は会場の中にいる学芸員さんに声をかけて借りてください。

大声で話さない
思ったこと、感じたことを言いながら鑑賞するのはとてもよいことだと思います。
ただ静かに観たい人もいるので声のボリュームには気を配りましょう。

さえぎらない
鑑賞のペースは人それぞれ。気に入った作品ではじっくり観たくなるでしょう。
前の人が動かないからといって待っている必要はありません。
飛ばして次の作品を観ればいいのです。その前を通ってさえぎらないようにしたいですね。

美術館でのマナーは他の人も気持ちよく鑑賞するためでもありますが
作品を保護するためのマナーもあります。

美術館巡り「美術館/作品の楽しみ方】とは?

さきほどマナーの話で、これはダメ、あれもダメなんて話ばかりして
窮屈だな、、、なんて思ったかもしれません。
次は楽しみ方についてお話します。
美術館を、作品鑑賞をより一層楽しむためのポイントをお話します。

●作品についての感想を話しながら観る
先ほど大声で話すのはNGいうはなしをしましたが
思ったこと、感じたことを話しながら鑑賞するのは楽しいものです。
自分が思っていなかった感想を聞くと
作品の見え方も少し変わってくるでしょう

●学芸員の方に聞いてみる
学芸員は監視員ではありません。
しっかりと知識を持った方々なのです。
作品で気になったことがあれば聞いてみましょう

●触れる作品は積極的に触る
触らないのが鉄則ですが、
中には触ってOKなど体験できる作品もあります。
作品鑑賞は5感を使うとお話ししましたが
触ることができないのをもどかしく思う事があります。
体験できる作品には接触的に参加しましょう

●撮影OKの所を見逃さない
最初にNGだとお話ししましたが、
最近は展覧会を盛り上げるため
1部撮影OKや展覧会自体撮影OKの展覧会も増えてきました。
気に入った作品が撮影OKなら嬉しいですね。
周りの方に配慮しながら写真を撮ってコレクションしたり
SNSで展覧会を紹介して盛り上げましょう。

●座って観る
会場の真ん中に長椅子が置かれていたら座って大丈夫です。
もちろん疲れた足を休ませることも出来ますが。
展覧会の図録が置かれていることもあるのでそれを読むこともできます。
私は座って作品をじっくり観たり、来場している方を観察したり
展覧会の会場をぐるりを見渡して雰囲気を楽しんでいます。

※一脚だけ隅に置かれているのは学芸員さんの椅子です。

 

美術館巡り「美術館の意外な楽しみかた」

作品を観るだけではありません。
展覧会を観たあとに
展覧会を観なくても美術館を楽しむことはできます。

●レストラン&カフェ
美術館の中にレストランやカフェがあるのはご存じですか?
展覧会を観なくても利用できるカフェやレストランがあります。
本格的なコース料理が食べれるレストランだったり、
おしゃれなカフェだったり、オープンテラスがあったり
美術館によってさまざま。
企画展とコラボしたメニューを期間限定で食べれるので
訪れるたびに楽しむことができます。
私は展覧会を観た後にカフェで珈琲を飲みながらぼんやりするのが好きです。
次の美術館を巡るためのリセット時間にもなっています。

●ミュージアムショップ
企画展のミュージアムショップはたいていは
展覧会場内、最後のフロアにあります。
作品を観た高揚感に包まれながらグッズを観るのはとても楽しいです。
図録やポストカードだけでなく
Tシャツやマスキングテープバッジ、お菓子などなど
自分だけでなく人にもプレゼントしたくなるようなグッズがあります。
ここでも十分満足ですがもう1つ
美術館のミュージアムショップにもぜひ立ち寄って欲しい。
美術館のグッズや過去開催した展覧会の図録や美術関連の書籍、
作家の作品やポストカードなど様々なものが並んでいます。
展覧会を観なくても入れるところが多いで。
ここでしか買えないミュージアムグッズもあるので覗いてみてください。
私はミュージアムショップで友人へのプレセントを選ぶことが多いです。
おしゃれで少し変わったものがな選んでいるので
いつもワクワクしながら選んでいます。

●イベントやワークショップ、講演
美術館ではより展覧会を楽しめるために
展覧会に沿ったイベントやワークショップ、講演が企画されています。
事前に予約が必要な場合もありますが、
当日受付のイベントもあるので見つけたらぜひ参加してみてください。

美術館は少しマナーを知って守ることで
とても充実して楽しい体験ができる場所です。
つぎのお休みは美術館巡りに出掛けてみてはいかがでしょうか

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